そろそろ家を手放そうとは思っているが、売れなかったらどうしようと不安になる方も多いのではないでしょうか。
売れ残ってしまった場合に行き着く先についても気になりますよね。
本記事では、家が売れない理由とずっと売れなかった場合にどうなってしまうのかを紹介していくのでぜひ参考にしてください。
□家が売れ残ってしまう主な理由
家が売れ残ってしまう主な理由を4つ紹介します。
1:景気が悪く不動産の需要がない
景気が悪いと家を買おうとする人がそもそも減ります。
つまりは、タイミングが悪いのです。
景気が悪い中では、どうしてもより良い条件の方へ流れていってしまうため、よっぽどの好条件でない限りは売れ残ってしまう可能性が高いです。
2:売り出し価格が市場価格より高すぎる
売り出す価格が高すぎることも売れ残る大きな要因です。
市場の相場感で見たときに圧倒的に高ければ家でなくても買い手は大きく減るでしょう。
また、現在はインターネットで物件探しをする人も多いため、価格が高すぎるとそもそも「検索の絞り」から外れて、見られる機会が減ってしまうことも原因として挙げられます。
3:マンションの場合は立地条件が悪い
マンションを売ろうとしているのであれば、立地条件が良くなければなかなか売れません。
マンションは多くの人が利用しやすいように、利便性が重視されます。
そのため、駅から遠かったり、ショッピングモールから遠かったりなどの不便さが目立つ場合は購入検討から外れるのです。
4:あまりにも古すぎる
築30年の家のように明らかに古い家の場合は買い手にとってデメリットが多いため、売れにくい傾向にあります。
例えば、ライフラインが損傷していたり、住宅ローン控除の適用対象外になったりすることが目立ちます。
□家が売れないとどうなる?
いろいろ試したが、いつまで経っても売れない。
そうなってしまった場合は以下4つの道に行き着いてしまうでしょう。
1:競売にかけられる
売れない上に、住宅ローン返済もままならなくなった場合は、安い価格にはなってしまいますが、やむなく競売にかけられます。
2:不動産会社に買い取られる
通常より売却価格を低くし、不動産会社に買い取られてしまう場合があります。
この場合は、「買取保証」という仲介会社が買い取ってくれる制度を適用している状態になります。
3:空き家のまま手元に残る
不動産会社の買取に応じなければ、空き家のまま手元に残ります。
この際、放置された空き家によってトラブルが起き、賠償責任が生じてしまう恐れがあるため注意しましょう。
4:更地になる
あまりに老朽化がひどい場合は解体され、更地になります。
この場合は、地方自治体に指導として解体を命じられることになるでしょう。
□まとめ
家が売れない理由として、そもそも家に需要がなかったり、タイミングが悪かったりすることがわかりました。
そして、売れないままだと、競売にかけられたり、更地にさせられたりするおそれも出てきます。
納得のいく売却活動ができるよう、良く計画を立てて実行することをお勧めします。