住み替えで住宅ローン控除を利用する際の注意点とは?解説します!

 

家の住み替えには多額の費用がかかりますが、金額はなるべく抑えておきたいものです。

住み替えをご検討中なら、住宅ローン控除を受けられるのか気になっている方もいるのではないでしょうか。

今回は、住み替え時の住宅ローンについて解説します。

□住み替えでも住宅ローン控除は使える?

住宅ローン控除は、住み替えでも条件が合えば適用されます。

条件は以下の通りです。

・居住要件

住み替え先の住宅に、本人が6カ月以内に居住してください。

賃貸や別荘を目的とした住宅にはローン控除を使えません。

・住宅要件

不動産登記簿上の床面積40平方メートル以上の住宅で、かつ耐震性能の基準を満たしている必要があります。

中古物件を購入して住もうと考えている方は、築年数や構造に条件があることに注意しましょう。

・年収要件

床面積が40平方メートル以上50平方メートル以下の住宅は1000万円、50平方メートル以上の住宅は2000万円以上の所得がある場合、住宅ローン控除を受けられません。

所得は、退職金や株式の運用益も含む合計額で計算します。

夫婦でローンを組む場合は一人2000万円までとされています。

・住宅ローン期間要件

住宅ローン控除は、償還期間が10年以上の住宅に適用されます。

ローン控除による減税期間は最大13年です。

□住み替えで住宅ローン控除を受ける際の注意点とは?

*他の特例と併用できない

住宅ローン控除は、「3000万円の特別控除」「長期譲渡所得の特例」など他の特例制度との併用ができません。

どちらの方が得になるかは人によりますが、住宅ローン控除の利用にすぐ決めず得な方の制度を選んで利用しましょう。

計算方法がそれぞれ違うので、きちんとシミュレーションして比較することが大切です。

*過去に特例を利用した場合の注意

住宅ローン控除は、過去3年以内に別の特例を利用している場合には適用できないという制限があります。

過去期間内に特例を利用していないか確認してからローン控除を利用しましょう。

もし3年以内に特例を受けていた場合は、時期をずらして住宅ローン控除を受けられるのを待つ方法も検討してみてください。

□まとめ

住宅ローン控除は住み替えの際にも利用できます。

様々な条件があるので、特に中古住宅に住み替える方は条件に当てはまるか確認してみてください。

また、住宅ローン控除は他の特例との併用ができません。

過去3年以内に特例を利用している方は注意してください。

住宅の住み替えには少なくない費用がかかるので、少しでもお得にできる方法を選択しましょう。

土地や建物の売却にお困りの方は、お気軽に当社までご相談ください。

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