古い家を所有している皆さんの中には、売却するか、それとも放置するか、悩んでいる方もいるかもしれません。
「古い家は売れないだろう」
そう思っていませんか。
しかし、古い家を放置すると、思わぬリスクや危険が潜んでいることを知っていますか。
□古い家を放置するリスク
放置することで、固定資産税が大幅に増加したり、倒壊や老朽化による危険性、環境問題、法律上の問題など、様々なリスクが発生する可能性があります。
1: 固定資産税が増加する可能性
空き家のまま放置すると、固定資産税の特例措置を受けられなくなる可能性があります。
例えば、住宅用地特例という制度をご存知ですか。
これは、居住用の住宅が建っている敷地の固定資産税を軽減する制度です。
しかし、特定空き家に指定され、さらに勧告を無視すると、この住宅用地特例の適用が解除されてしまうのです。
そうなると、固定資産税が3~6倍になることも。
2: 倒壊や老朽化による危険性
放置された家は、雨風や紫外線にさらされ、劣化が進行していきます。
そして、放置すればするほど、倒壊や老朽化による危険性が高まっていくのです。
実際に、放置された古い家が倒壊し、近隣住民に被害を与えたということもあります。
3: 環境問題
放置された家は、ゴミや害虫の温床となり、周辺環境を悪化させる可能性があります。
また、家の構造材が腐朽し、シロアリが発生することも。
さらに、アスベストなどの有害物質が、空気中に拡散するリスクも懸念されます。
4: 法律上の問題
放置された家は、法律上の問題にも発展する可能性があります。
例えば、特定空き家等に関する法律では、市町村長が所有者に対して、除却や修繕などの必要な措置をとるよう、助言、指導、勧告、命令をすることができます。
勧告を無視した場合、50万円以下の罰金が科されることもあります。
□古い家を売るためのコツ
古い家を売ることは、放置するよりもはるかに良い選択肢です。
しかし、古い家は築年数が浅い家と比べると、売却のハードルが高いと感じられるかもしれません。
そこで、古い家を売るための具体的な方法やコツをいくつか紹介しましょう。
1: 信頼できる不動産会社選び
古い家を売る際は、信頼できる不動産会社を選ぶことが非常に重要です。
なぜなら、不動産会社の営業力が、売却価格や売却期間に大きく影響するからです。
不動産会社を選ぶ際は、以下のポイントを参考にしましょう。
・担当者の対応が誠実で丁寧かどうか
・古い家の販売実績があるかどうか
・査定額に根拠があるかどうか
・その地域を理解しているかどうか
当社は上記のポイントを押さえ、多くの買い取り実績を持つ買取専門の不動産会社です。
家の売却の際はお気軽にご相談ください。
2: ホームインスペクションの活用
古い家の購入を検討している人は、物件の耐震性や欠陥の有無、程度について不安に思うものです。
そこで、ホームインスペクションを活用してみましょう。
ホームインスペクションとは、住宅診断士が家の劣化や欠陥などを調査してくれるサービスです。
古い家でも、現状に問題がないと分かれば、買い手が見つかりやすくなるでしょう。
□まとめ
古い家を放置すると、固定資産税の増加、倒壊や老朽化による危険性、環境問題、法律上の問題など、様々なリスクが伴います。
古い家を売却することで、これらのリスクを回避するだけでなく、将来の安心につながるでしょう。