住み替えの際には、買い先行と売却先行の2つの方法があります。
買い先行とは住み替え先を先に決めてその後に今の住居を売ることですが、売却先行は今の住居を先に売って、その後に住み替え先を決めることです。
それぞれにメリットとデメリットはありますが、今回は売却先行のメリットと成功させるコツを解説します。
□住み替えの売却先行のメリットとは?
1.資金の計画が立てやすくなる
売却先行での住み替えは、今の住居の売却価格が明確になってから新居を決定できますので、予算や頭金やローンの金額などの資金の計画が立てやすくなります。
2.ダブルローンを防げる
買い先行の場合は、今の住居が売れるまでの間に今の住居と新居の2つのローンが重複するダブルローンとなるため、家計にかなりの負担がかかることになります。
そこで、売却先行にすることでダブルローンを防げますので、家計の負担を減らせるでしょう。
3.今の住居が良い条件で売れやすい
売却に時間をかけられることも、売却先行のメリットの1つです。
買い先行の場合は、ダブルローンを早く終わらせるために売却に時間をかけられないので、売却先行に比べてよい条件で売却できる機会を逃してしまうことがあるでしょう。
□売却先行を成功させるポイントを解説!
1.地域密着型の不動産に売却をお願いする
売却先行は、不動産会社が重要になるので複数の不動産会社を比較して選択するようにしましょう。
地域情報に精通した売買取引の多い地域密着型の不動産会社を選択するのがおすすめです。
2.売買需要の高いシーズンに売る
最も売買の需要が高くなるのは、2月から3月の引っ越しシーズンで、より良い条件での売却を望んでいる場合はこの時期に売却するのがおすすめです。
3.早く売りたい場合は業者買取も検討する
売却が長期化してしまうと、固定資産税や管理費、修繕費などの費用がかかってしまいます。
これらの費用を抑えたい場合や事情があって早くに売却したい場合は、業者買取も検討するようにしましょう。
業者買取の場合、売却価格が相場より低くなりますが、早く現金化できて固定資産税や管理費などの費用を抑えることにつながります。
□まとめ
今回は、売却先行のメリットと売却先行を成功させるコツを解説しました。
メリットとしては、資金の計画が立てやすく、ダブルローンを防げて良い条件で物件を売りやすくなることです。
売却先行を成功させるコツは、依頼する不動産を慎重に決めることと売買需要が高いシーズンに売り出すことです。
住み替えを検討中の方は、売却先行と買い先行のメリットとデメリットを比べて、自分に合った方法を選択するようにしましょう。
また、売却先行を行う際は、今回紹介した成功させるポイントを参考にしてみてください。