頭金や自己資金なしで、住み替えを行うことは可能です。
頭金がないことで借り入れるローンの金額が大きくなることや金利が高くなることにつながりますが、自己資金なしで住み替えができます。
今回は、頭金なしで住み替えを行う方法とその際の注意点を解説します。
□住み替えを頭金なしでする方法とは?
1.住宅ローンを借りる
頭金が不要な方法として、物件の購入に必要な費用だけ借りるフルローンと諸費用を含めた金額を借りるオーバーローンがあります。
頭金が不要なので自己資金が不足している人におすすめですが、ローン審査が厳しいため、誰でも借りられるわけではありません。
2.住み替えローンを借りる
住み替えローンとは、現在の住宅ローン残債と新居の購入資金を一緒に借りるローンのことです。
住み替えローンは、売却する物件の金額だけでは住宅ローンを返済できない場合におすすめです。
しかし、住宅ローンの残高が増えやすくなるので毎月の返済負担額が大きくなることに注意してください。
3.つなぎ投資を利用する
つなぎ投資とは、住宅の引渡し前に土地の購入費や着工金などの必要な分の資金だけ一時的に建て替えるローンのことです。
他のローンと比べて、金利が高いことに注意しましょう。
□住み替えを頭金なしでする際の注意点
1.頭金がない場合は金利が高くなる
頭金をはじめとする自己資金なしでの住み替えの場合は、金利が高くなって返済の負担が増えることに注意しましょう。
2.フルローンになって返済負担が増える
頭金を払わずにフルローンやオーバーローンで組むと、借りる金額が増える上に利息も大きくなるため、総返済額が大きくなります。
3.ローン審査が厳しくなりやすい
自己資金なしでローンを組む際は、金融機関の審査が厳しくなる可能性があります。
年収に占める年間返済額の割合を表す返済負担率が高い場合は、滞納する確率が高いと判断されてしまい、ローンの審査が厳しくなります。
4.スケジュール管理が必要
現在の住居の売却と新居の引渡し日と決済日を同じにしなければいけないので、スケジュールを管理する必要が出てきます。
□まとめ
今回は、頭金なしで住み替えを行う方法とその際に注意することについて解説しました。
頭金なしの場合は、金融機関のローンの審査が厳しくなるため、誰でもローンを組めるわけではありません。
また、ローンを組めた時でも借入額や金利が大きくなるため、借りる前に返す際のことを考えるようにしましょう。